高校生ビジネスプラン策定で単位認定!? 〜新しい社会科学習を目指して〜

 
 
ビジネスアイデア!?
 
発行者のSINYA OONOです。
 
今日は、
ビジネスとは何か?
 
ビジネスを作るのに、
ビジネスプランを練るのが大切なのはなぜか?
 
この2点を皮切りに考えていきましょう。
 
参考にしたのは、
高校生向けのビジネスプラン推奨講座DVD。
 
ここでは、
高校生や中学生と一緒にどのようにビジネスプランというものを作ってみるか、
そんな観点で考えてみましょう。
 
もちろん、
大人にとってもビジネスプランづくりは意味のあるものですね。
 
では、一緒に見ていきましょう。
 
まず、最初に、やはり高校生を集めます。
 
どのくらいの規模にしましょうか。
 
やはりやりやすさを考えて、
40人の1クラスだとしましょう。
 
5人ずつに分ければ、
グループは、
8組できますね。
 
もちろん、
ビジネスアイデアは、
一人一つ出してもらいましょう。
 
単位にも関わる重要な課題としましょう。
なので、
ある意味短期的な取り組みではなく、
学期ごと、年単位で取り組んでもいいかもしれません。
 
もちろん、簡易的に、
3日間や1週間、数週間単位のプロジェクトにするのも良いでしょう。
 
 
 
まず、確認するのは、
ビジネスとは何か。
 
それと同時にお金の流れを追ってもらいます。
 
まずはリサーチですね。
 
自分の生活に必要となっている項目を挙げて、
その項目は
 
・いくらか? 【HOW MUCH】
・誰が提供しているか?【WHO (MAIN PROVIDER)】
・誰が協力しているか?【WHO (SUPPLY CHAIN)】
・どのようにしてその商品の存在を知ったか? 【HOW NOTICEABLE】
・使っている頻度はどれくらいか?(毎日?毎週?毎月?年に一度?) 【HOW OFTEN】
・どこに商品は置かれているか?【WHERE (INVENTORY)】
・どこで生産されているか?【WHERE (PRODUCTION)】
・どのように届くか?【HOW REACHABLE】
 
などを調べていくことができます。
 
そうすると、普段は何気なく使っていた製品がいかに多くの人を経て、
経由していることを知ることができたり、
お金の流れもある程度イメージすることができます。
 
ある意味、
商売を学んだ人々とは、
お金の流れを学びその流れを作り出したり、
円滑にしている人のこと。
 
ある意味、
彼ら、彼女らは製品を扱っているということもできますが、
共通して言えるのは、
 
このお金の流れを扱っているということができます。
 
なので、
お金の流れを扱うことができると、
どの商売にもその考え方が適用することができますから、
この枠組みというか、
仕組みを歳若いうちに意識しておくと社会経験上はやはり有利に働くことでしょう。
 
そういう学びをしていた、
ある意味、
 
GOOD NEWS!! 第7号 19世紀生れの”松下”さんの人を活かす経営は21世紀でも有効?
GOOD NEWS!! 第12号 ”今”の億万長者のボヘミアン・ライフ・スタイル
 
などなど、
で特に扱ってきましたが、
 
お金の勉強というものを特にお金の価値の勉強をするというお話をしてきました。
 
ここでは、
お金の価値の部分でも、
特に、
交換性という部分の価値を見ることができると思います。
 
商品を作るために、
決済という形で、
様々なリソースがお金というツールを使って、
次から次へと購入・加工・生産されています。
 
その複雑な生態系を例えば、
自分のお気に入りの製品やサービスなどを追及することで、
学ぶことができる。
 
コースや単位の長短にもよりますが、
この部分はまず最初に調べておくことができるかと思います。
 
その時に、
ある意味、
ビジネスアイデアを考える上で、
定着しつつあるビジネスモデルキャンバスやその9つの項目を使うのも有効かもしれませんね。
 
 
その9個の項目を挙げておきましょう!
 
 
この項目は、
自分のビジネスを組み立てる時にも役立つので、
分析にも使えるし、
構築にも使えるということで、
活用になれる意味でも、
 
リサーチの際のガイド、
手引きにしておくのも良いと思います。
 
 
ビジネスモデルキャンバスの項目をここで挙げますが、
少しわかりやすくなるように、
用語の定義を自分なりに書いています。
 
参考図書は、
編集後記で。
 
 
1)顧客の定義 Customer Segments
 
 どの人々を顧客にするのか、すべての年代、性別、様々な属性の中から、どのような顧客にサービスや商品を提供するかという意味で対象になる一群の人々のことを言います。
 
 この顧客の定義に戻ることで、以下の価値提案や関係性、収益の流れ主要活動などすべてが有機的に形成されていきます。
 
 なので、自分自身も人生は、顧客(赤ちゃん)から始まり、顧客だったらどうして欲しいかを考えながら大人になっていきます。その過程を体験することで、学びが深まるかと思います。
 
2)価値提案 Value Propositions
 
 個人や企業が顧客に提供しているもの、提供しようとしているもの、その価値を与えられる製品や価値そのもの。
 
3)連絡・周知・広報・配送 Channel
 
 定義した顧客に対して、どのように提案しようとする価値が届くのか。
 
4)顧客との関係 Customer Relationship
 
 3)が製品購入時やサービス購入時に動く価値に対して、継続的に顧客との関係を取られる活動を含む。3)と4)は、しばしば同時になされることも多いが、働きが代価によるものと今後どのように関係性を構築したいかなどの未来的な時間軸に置かれた関係性も含まれてきます。
 
5)支払い・収益の流れ Revenue Streams
  
 ビジネスとしては、採算がとれる形に回していくというゲームですから、この支払い部分で収支がプラスになる仕組みとして回らなければ、いけませんし、そのようなプランを作る必要があります。
 
 
 この1)〜5)の部分は、ある意味フロント側、顧客側の部分で企業体としてみると半分ではありますが、ここで一つのサイクルが完了していることもわかると思います。
 
 さて、ではバック側といいましょうか。価値提案や価値の提供を成立させている要素を見ていきましょう。
 
6)資源・知財・資材・人材・資金 Resource
 
 これは、ある意味技術力ともいいますし、実際に価値を提供する際に必要となるエネルギー源だったり、価値提案と提供の元になるもののことをいいます。
 
 既存の走っているビジネスには、こうしたリソースの発見から何かを生かしていこうという形で発送されたビジネスもあれば、リソースを探して価値提案を実現させたビジネスもあります。
 
 そうした各ビジネスごとの物語を紡いでいくとこのバック側のビジネスモデル分析は楽しくなると思います。
 
 今は、日本の100年以上続く会社を題材にした本を見ながらそんな分析も楽しんでいるところです。世界でも稀にみる長寿国ですが、人だけではなく、法人、企業の年齢も長く長寿の会社様がとても多いのには驚かされると同時に、そこに誇れるものがあるのかなと思えたりもすると思います。
 
 
7)鍵となる行動 Key Activities
 
 これは、企業がまさに行なっている活動のこと。6)があった上で、どう機能的に動くかという部分ですね。
 
 先日取り上げた
 
TOC(Theory of Constraints):
「制約条件の理論」
 
は、この鍵となる行動、活動をいかに最適化するかという意味でのノウハウでしたね。
でもその最適化の影響力、波及効果は、
すべてのビジネスモデルキャンバスの要素と関係していたということが、
ストーリーから見てもわかるかと思います。
 
逆に、
TOCだけで事業モデルを最適化するという切り口は、
 
ビジネスモデル上では、
9つあるうちの一つの切り口に過ぎないということもわかったかと思います。
 
 
どの切り口からでも、
ビジネスモデルを新しくする可能性とヒントが生まれ得る、
そして、
そのビジネスモデル自体を新しくすることもできるということもいうことができます。
 
8)パートナー Key Partner
 
 事業のドメイン(領域)によって、密接に働く、お世話になる会社さんというものが出てきます。
会社と会社がいかに繋がって事業を行なっているか、下請け、孫請けといわれるような関係もある意味ここになり得ますし、アライアンス等で業務提携したり、技術提携したりしている関係もあります。
 
 なかなか、消費者側からは見えにくい部分ではありますが、価値提案や提供に至るまでの関連企業を洗い出すことで、お金の流れ、仕事の流れを知ることができそうですね。
 
最後の一つです。
 
9)コスト構造 Cost Structure
 
 コストとは経費のことですが、もちろん、自社のコストがどのようにかかっているかも考慮しますが、パートナーやリソースの部分も含めて、生産活動全体でどのような行われているかを考え分析し、また構築するのがこの部分です。
 
 
個人事業での法人でもグループ企業でも、
大まかではありますが、
一つのビジネスを行なっている場合は、
このビジネスモデルの要素を活用することで、
 
一つの絵として表現できる。
 
それがビジネスモデルキャンバスとして
知られているデザイン思考の整理法です。
 
 
少し詳しめに説明を加えてしましましたが、
あまり説明はせずに、
 
高校生向けのワークの時は、
ワークショップで各生徒がリサーチをしながら、
関係している要素を挙げていった人から、
徐々にビジネスモデルキャンパスに当てはめてみよう!
 
みたいなステップを入れていけば良いと思います。
 
いずれにしても、価値提案と提供という大きな主軸がある中で、
顧客志向、クライアント思考というベースに気づくこと。
 
そして、その中の収入に対する関係要素と支出に対する関係要素という大きな大別ができていること。
 
この2点を抑えられれば、
良いのではないかと思います。
 
そして、起業家として作るのは、トントン以上の収支。
 
GOOD NEWS!! 第4号 “あなたが生まれてきた世界”
 
で述べたような資本主義の中に生きてきたある意味、
お金を用立てしながら生きていく社会におけるゲームですから、
プラスをつくってなんぼなわけです。
 
そういう意味では、
10から1をつくっても意味はない。
 
10倍しても損が10倍になるだけです。
 
でも0から1を作り出せれば、
無限大。
 
コストをかけないでなるべくビジネスを開始できるというのは、
すごくメリットの大きいことであるとも言えるのです。
 
 
そして、
そのお金的にも、
 
生活需要や、
さらには、
ニーズやウォンツといった
 
ものを満たすものかどうか、
実際に収支はプラスになり、
かつ顧客や地域に喜ばれ、
かつ、
環境にとって、
地球環境や動物社会にとっても問題がないのか、
などが考慮され尽くすためにも、
 
叩き台として、
ビジネスプランという仮説を立ててみるということをやったりします。
 
 
ある意味ぶっつけ本番ということもありますが、
誰かを説得したり、
理解者を募る時などは、
仮説を組み立て、
それに論理的な理由や根拠を添えることで、
話をしやすくなります。
 
 
ビジネスプランとはそのようなものであるということができます。
 
 
実はこのきっかけとなったDVDがありますが、
製作は株式会社日本政策金融公庫が、
高校生ビジネスプラン・グランプリ向けに製作されたものがあります。
 
 
ある意味、銀行の都合の良いように書くということは、
起業家にとってはストレスであるので、
これを全て参照したからといって、
生き生きとした起業家ライフがイメージできるとは思いませんが、
参照されている要素は確かに必要なものばかりでした。
 
 
ただ、銀行が新しいビジネスに対して本当に協力的に何かをやろうとしているかは、
恐らく、
目線と観点がもう少し変わらないと難しいところもあるだろうなと推察はしています。
 
今は今で機能しているところもあるとは思いますが、
企業文化育成に寄与しているというよりは、
将来の儲け先を作ろうとしているような
あくまで、
銀行の都合の良いビジネスプランというようなニュアンスもあり、
少し違うかなというところもあります。
 
ただ、既存の協力者の候補は多い方が良いですから、
 
起業家になる方々は、
「なに頭の固いこと言ってんのよ」と、
 
新しい起業文化、
自然と応援できる事業創出文化をつくっていくことにこれからも寄与していただけると思います。
 
逆に、
既存の銀行がビジネス創出において活路を見出すとしたら、
コスト構造や支払いや収入の流れにおいて貢献すること。
 
お金を扱っているところですから、
消費傾向や消費パターンなどを情報化し、
新しいビジネスや既存のビジネスにおいて、
 
より魅力的なコスト構造や収益の流れの方式を生み出す手伝い、
ないし情報を提供すること。
 
その辺りが、
銀行がもし仮に創造的な価値を産めるとしたら、
その辺だと思います。
 
 
話が長くなりましたが、
高校生が単位でチャレンジとするならば、
実際にその事業をその事業を持てそうな社長さんに、
 
学習発表会のような場に来てもらい、
いいね!をもらい、
将来の雇用を約束してもらったり、
自分の会社に出資や提携をしてもらうような
 
そんなことができれば、
進路指導もさらにスムーズにいくと思いますね。
 
これは大学にも適用できると言えばできますが、
大学はあくまで趣味の領域。
 
僕は、
高校生で”これ”をやって、
 
企業等に所属しながら、
さらに学びたい場合は、
大学という場所を活用する。
 
それでいいのではないかと思います。
 
モラトリアムのような期間をバサッと切る。
 
労働人口も一気に増えるし、
社会に一体感も出てくると思いますね。
 
 
 
 
//////////編集後記//////////// 
 
今回は、
 
ビジネスアイデアを学生時代に取り組みという観点で考えてきました。
 
アメリカのシリコンバレーが闊達な起業文化を持つ場所、
闊達な起業生態系を持つようになった理由としては色々な理由があるかもしれませんが、
アメリカという国の特性もあるかもしれません。
 
自由なヒーローがカッコいい!
賞賛される文化です。
 
日本では、
どうだろう。
 
みんなのため、公のために尽くすみたいなところがあるのでしょうか。
ある意味、
思想的なところから入っていって、
そしてその土壌の中に起業文化の種を撒いていく。
 
そんなことを今は考えています。
 
さて、
投資理論をいろいろオーディオブックで聴いている時に、
成功にも、
確率的なラッキーと努力的なラッキーがあると言う話を聞きました。
 
最近見つけたこの若者はどちらでしょう?
 
もし、興味があったら、
のぞいてみてあげてください。
 
P.S
 
お知らせ
次世代起業家のセミナー:
http://www.sinya-ono.info/new-entrepreneurship
 
投資理論という意味では、
やはり、
バフェットさんの本も今チャレンジしていますが、
 
「菜根譚」みたいに、
本当の良書は、
筋があって、
固い。
 
咀嚼(そしゃく)しつつ味わうのにじっくり、ゆっくりとがよさそうですね!
 
参考にしたDVDは、
市販品にはありませんでしたが、
「ビジネスプランをつくってみよう 基礎編:高校生ビジネスプラン・グランプリ推奨講座」
日本政策金融公庫(2018)でした。
 
ちょっとメルマガではこき下ろしましたが、
わかりやすいコンテンツになっていたと思います。
 
ワークショップ形式で進めるとしたら、
やはりファシリテーターやスーパーバイザーがいるといいですね。
 
 
SINYA OONO
 
 
 

P.S. E-mailでお受け取りになりたい方は、どうぞ下記フォームに、ご自分のメールアドレスを記入して、送信ボタンを押してみてください。

ほぼ日刊の朝AM7:00の発行予定です。

メルマガ購読・解除
読者購読規約
 

コメントを残す

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください