「ヴェニスの商人」の”ポーシャ”は女性活躍社会のモデル!?

 
金と銀と鉛の箱
 
発行者のSINYA OONOです。
 
今日は、
イギリスの劇作家シェークスピアの有名な演劇の中から、
「ヴェニスの商人」を取り上げようと思います。
 
見たのは、
劇団四季の公演。
 
日本語訳というよりも、
日本語での解釈や独自の言い回しでの演出が光ります。
 
 
さて、
 
主たるストーリーをご存知でない方のためにも
概略だけ共有させていただきましょう。
 
 
ヴェニスはイタリアの港都市で、
そこが背景。
 
交易で儲けを出していたベネチアの
都市の繁栄のシステムを感じることができます。
 
ベネチアのその繁栄は7世紀ごろの地中海交易で栄えたと言われていますが、
主人公のアントニオが行なっているように、
お金を借り、
船を出しその交易によって
利益を出す。
 
といういわば、
株式システムにも似たシステムがそこにはすでに描かれています。
 
リスクの取り方やそのビジネス感覚は、
シェークスピア時代から変わらない原理原則があるのだろうなということも見えてきます。
 
ちなみにシェークスピアの生きたのは、
1564~1616と言われていて、
日本で言うところの
戦国〜江戸の初期というところでしょうか。
 
日本の株のトレードの先生でも、
江戸時代のコメの相場師の知恵を活用しているという先生もいるくらいですから、
経済的な原理原則も300年変わらぬものがあるということも理解できてきます。
 
さて、建築や都市が好きな方もいるでしょう。
 
背景となっているベネチア、ベニスにも触れておきましょう。
 
ベニスとは英語で呼ばれている名前。
Veneziaがイタリア語的には正解で、
ベネチア近い読み方になるでしょう。
 
市街が浅瀬の海に作られていることから、
島と橋で繋がれた「水の都」としても有名ですし、
その水路をゴンドラで旅するシーンは一度は写真や映像で見たことがあるかもしれませんね。
 
日本の建築家でも、
安藤忠雄さんがベネチアの玄関口の重要文化財的な古い建造物のリノベーションをされています。
 
やはり、伝統的な街の次の100年や200年をつくるという感覚を持って生きている
ヨーロッパ圏の都市文化には、
一日の長がありそうです。
 
さて、
今回の「ヴェニスの商人」ですが、
喜劇というジャンルに入っており、
話の流れは深淵なものもあるものの
「お笑い」というカテゴリに入っているようです。
 
実際映像で見ていても、
笑い声が起きていて
笑いを誘う独特の誇張的な演出も入っていたように思います。
 
その演出はというと実は、
夫婦ものの漫才というか、
カップルの特に女性側の駆け引きのうまさを見るシーン。
 
 
ある意味、
女性本位の恋愛観がここに出ていて、
シェークスピアの世界観は、
女性的なものの演出が入っているなと思うところでもあります。
 
どこか、
少女漫画を読んでいるような要素があるといえば、
あるような感じですね。
 
 
さて、有名なロジックとしては、
高利貸しユダヤ人のシャイロックとアントニオのやり取り。
 
 
アントニオは、
シャイロックのことを見下している。
 
シャイロックはそのことを根に持ち、
仇を返そうと思っている。
 
 
その二人の構図が、
ストーリーを引っ張っていきます。
 
友人に、
信頼の力を使ってお金を貸し、
 
その友人はそのお金で見事に、
理想の妻を手にします。
 
その妻が、
逆に、
窮地に追い込まれたアントニオを助けるというストーリーの流れ。
 
です。
 
シャイロックは高利貸しとして悪役で描かれていて、
最後は
逆に
 
やりこめられてしまいますが、
ちょっとかわいそうな感じもあります。
 
ただし、
シャイロックが法の適用を求めたり、
侮辱されたことに対するなにがしの名誉の回復を求めるのは、
あながち間違っていないようにも思える。
 
その点は、
一考の余地ありと捉えました。
 
以前の記事でも取り上げましたが、
「ドン・ジョバンニ」というオペラがありましたが、
 
どこか悪役に見える人が、
侘しく悲しく見えるのは、
東洋的な哲学観なのでしょうか。
 
おそらくそうですね。
 
西洋世界が勧善懲悪に見えてしまうのも
それはそれで違うとは思いますが、
そのような見せ方自体をあまりしないのは、
東洋的な世界観かもしれません。
 
ただ西洋的なものの見方には、
勧善懲悪でもあるが、
それをあえて
両方見ているようなそんな含みのある見方をしているようにも思えます。
 
そのあたりの両義的な見方については、
以前の記事でもいくらか触れましたので、
読んでいただければ幸いです。
 
ここでは、
その悪役的な要素をちょっと矛先を変えるというのが今回のポイントかなと思います。
 
例えば、
 
・公正な法の適用
・利潤追求
 
これは、社会においては一般的に
もとめられ、ある意味社会的な様々な活動のエンジンになっているようなものです。
 
それに対して、
慈悲や慈愛、
もてなしや人のために動くということが対立的に描かれているのは、
興味深いことです。
 
つまり
そのある意味アップデートした人の本心や心持ちを体現しているのは、
「ベニスの商人」においては、
 
お金を貸して、
結婚できたアントニオの友人の妻にして、
 
アントニオを窮地から救い出した妻のポーシャ。
 
慈悲や慈愛に優れるだけでなく、
富のためというより、
人のために動くことを率先する力や法律にも優れる賢さと機転。
 
ある意味では、
「ベニスの商人」
ヒーローでもあり、
ヒロインでもあると思います。
 
 
結論的なことに結びつけるなら、
実はこのポーシャ像が
ある意味の日本の救世主的な存在になるかもしれないということを書いてみましょう。
 
お金を巧みに扱える機転のきく女性が、
これからは、
社会的にも縦横無尽に活躍していくということを示唆しているかもしれないというわけです。
 
そういう意味では、
ここ300年の予言みたいなものとも言えるかもしれませんね。
 
 
ヨーロッパでも、
アメリカでも、
女性の政治家やリーダーというのが、
かつてにもまして目立つようになってきました。
 
日本でもさらに
お金を握り、
男性を上手にコントロールし、
経済も、
法制度も上手に扱う。
 
そんな女性陣が増えていくのかもしれませんね。
 
 
 
 
 
//////////編集後記//////////// 
 
今回は、
 
シェークスピアの喜劇から、
「ヴェニスの商人」を取り上げました。
 
色々な世界観を見ていくことで、
この世界の歴史的な観点を増やし、
観測ポイントを増やすことができ、
よりリアルな世界観を持つことができますね。
 
さて、ここ数日のことを少しだけご報告をさせていただきます。
 
音楽家の方のコンサートを手伝いに行ったのですが、
そんなことから、
クリエイティブ面での
マネジメントやプロデュースも出てきました。
 
今までもモデリングスナップということで、
 
人のモデリング
モノのモデリング
事業のモデリング
コトのモデリング
 
というコトで、
モデリングという手法を通して、
 
スナップ瞬間的に力を効かせ、
作り上げるという
機動力のある最初の事業モデルのイメージを追求してきましたが、
 
いよいよ色々な素材を扱い始めることができるかなと面白くなってきます。
 
今までも、
事業モデルを作ったり、
依頼で企業のブランディングとしてのロゴ制作
建築モデルの制作などもしてきましたが
 
多角化多様化のフェーズになりそうです。
 
いづれにしても、
ニッチなトップにならないと色々な意味で
レバレッジが効かないので、
そこの部分でブレイクスルーを早く起こしたいところです。
 
最近は、
 
おもしろキャラやゆるキャラ的な人にもお会いしています。
 
外見はマフィア?お坊さん?七福神?みたいなおもしろキャラですね。
 
長野県や安曇野についても書いていますが、
やはりそのベースから
色々繋がりだしているのかなとも思います。
 
この前も
松本ホルモンという焼肉屋さんで、
 
Uターンで松本に来たカップルと
打ち合わせが打ち上げに変わってしまった二人が
いきなりボイパで打ち解けだして
(ボイスパーカッション)
 
 
これもある意味この仕組みが機能しているのかもしれません。
 
これも一つには促進材になるのでは実感しているところです。
 
特に飲食や美容系のサロン、
お客様を相互に紹介し合うという斬新な仕組みは、
自らのサービスや商品をさらに良くしようとする
事業主側の努力をさらに促すような仕組みにもなっています。
 
いい形で進化して広がっていくと
もう少し有機的につながった地域社会の形成に役立つかなと考えています。
 
ぜひ読者のあなたにも
加わってもらうことを考えていただければ
良いのかなと思います。
 
紹介できる方には限りがありますので、
まずはお問い合わせをいただければと思います。
 
 
ご連絡には上記をご活用ください!
 
 
 
SINYA OONO

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