超訳:古代の賢王ソロモンから学ぶ人生の奥義31章
大野慎也
序文
箴言の書は、世界でももっとも読まれている聖書の中に収められている66書の中の一つである。
私はその書に注目し、その書の目的がより一層果たされることを期待しつつ、その書の内容をさらに理解するためにこの書を書き記したいと思った次第である。
この書の目的:
①人が知恵と懲らしめを知る ②理解のことばをわきまえる ③洞察力、義、裁きと廉直さを与える懲らしめを受け入れる ④経験のない者たちに明敏さを与える ⑤若者に知識と思考力を与える (箴言1:1) |
単語の理解
・・・この書の様々要素を理解するために英語と日本語を行き来すること、類義語により意味を深くイメージできるようにしていきたいと思います。
知恵:Wisdom
語源:wise + -dom
意味
1)賢いこと、賢明、知恵、分別
2)(賢明な)知識、博識、(人々の)考え
辞書
a man of wisdom 賢い男、賢人
She had the wisdom to refuse it. 彼女は懸命にもそれを断った。
a man of true wisdom 賢者
He had enough wisdom to refuse the offer. 彼らはその申し出を断るだけの分別があった。
the conventional [received] wisdom 一般に受け入れられている見方
《関連する概念と類義語》
1) 良識と見識とともに、知識と経験を役立たせる特性: 分別・別ち・明哲さ・智恵・明智・聡明さ・分ち・分かち・知慮・賢さ・賢慮・智慮・俐発・賢明さ・智慧・明達 聰明・裁き・審判・判断力・分別・鑑識・判断・捌き・ 明敏・裁決・智恵・ジャッジメント・洞察力・裁判・刑罰・審査・判定・判決・批判・聡明 ・智慧・物心 3) 知能: 才智・知能・エスプリ・智恵・才・知力・学習能力・知性・頓知・ウイット・智力・ウィット・機知・巧知・頓智・頓才・才気・頭脳・知的能力・巧智・智能・智慧・才力・機智・才知 4) 知識、経験、理解、常識、および洞察を働かせる能力: 利巧・聰明・英明・悟性・分別・利口さ・別ち・智・智恵・知力・悧巧さ・智識・知・聡慧・知識・叡知・聡明さ・分ち・分かち・般若・賢さ・悧巧・賢慮・大賢・俐発・賢・才気・睿智・賢明さ・聡明・叡智 ・智慧・才力・明達・英知・明哲・怜悧さ・利巧さ 5) めったにない問題を工夫をこらして対処する能力: 才覚・智恵・知略・機知・工夫に富んでいること・才気・智慧 聰明・明敏・智恵・聡明・智慧 |
例文
there is no work nor planning nor knowledge nor wisdom in the Grave(Ecclesiastes 9:10)
墓には仕事も計画も知識も知恵もない
the wisdom from above (James 3:17)上からの知恵
Jehovah himself gives wisdom (Proverbs 2:6)エホバ自身から知恵が与えられる
making your ear attentive to widsom(Proverbs 2:2)知恵に耳を澄ませる
He rejects all practical wisdom(Proverbs 18:1)彼はすべての実際的な知恵を退けた
wisdom proved righteous by its works(Matthew 11:19)知恵はその働きによって義にかなっていることが証明される
The fear of Jehovah is the begging of wisdom(Proverbs 9:10)エホバの恐れは知恵の始まりである
Wisdom it the most important thing, so acquire wisdom(Proverbs 4:7)知恵はもっとも大切な者である。であるから知恵を獲得せよ。