“今”の億万長者のライフ・スタイル

 
 
リアル・キャッシュ!
 
発行者のSINYA OONOです。
 
今日は、
 
「自己決定論/後悔しない意思決定6プロセス」
 
の昨日発売日ということで、
一昨日までになんとか執筆を終えたつもりだったのですが、
 
実は、
Amazonの予約購入機能を使ったことによる原稿の差し替えができず、
ではということで、
もう少し書き足したり、
修正したりしています。
 
電子なので、
こんな感じで、
編集をしたり、更新をしたりすることができるのは、
紙媒体との違いですね。
 
 
 
キャンペーンは少し長くして、
対応したいと思います。
 
 
さて、今日のテーマは、
お金のテーマに戻るというか、
 
お金というより、
お金持ちですね。
 
お金持ちになるということやお金持ちとはというところで、
迫ってみたいと思います。
 
 
実業家や投資家という人たちがいて、
その人たちがお金持ちであるということをなんとなく
 
メディアを通して聞いたことがあるけれども、
どうもそれに関して実感がわかないというか、
リアル感がわかないという人もいるかもしれません。
 
何れにしても、
その人たちは、
お金持ちになるという覚悟というか、
決意ができていないので、
その決意をしている人たちからすると異星人のように感じるのかもしれません。
 
そういう意味では、
変化したい方向がそっちであれば、
自分をまず変える方が優先かもしれません。
 
自分を変えるというプロセスについては、
 
・習慣化する
・コーチングを受ける
・セルフ・コーチングする
・インナースクリプトを書き換える
 
などなどの自分本体に取り組むという観点で取り組みのも大切ですが、
自分の周りを変えてしまうということを大切にしている人もいます。
 
よく考えると自分を変えるプロセスは、
ある意味大変なのかもしれません。
 
そのプロセスを全面的に取り組む本を昨日まで書いておいて、
いうのもなんですが…(笑)
 
ただ、楽をするというよりは、
同時並行で使える方法としてやはり環境を変えて、
受ける影響を変えるという事は、
コントロールの一種で、
自分を上手にコントロールするという意味では同じようなことかもしれません。
 
ただし、一度動き出すと慣れ親しんだり、
影響が及び始めたりして、
変化がすぐに現れ始めることもあるかもしれませんね。
 
 
“朱に染まれば赤くなる”
 
 
と言いますが、
強い色を持つ人に染まって、
何かを身につけるという事はありかもしれません。
 
僕の今思いつく「朱」の色は、
文字通りブランドカラーにもなっている、
 
ある意味、ユニクロそしてVirgin Groupかも知れません。
 
 
皆さんも染まりたい色、
染まりたい気持ちなどがシンクロするといつも手元に置いておきたい、
なんて思って手に取ったりすることもあるのではないかと思います。
 
 
では、お金持ちを身近に感じるというテーマを元に、考えていきましょう。
お金持ちを知るために質問してみます。
 
最初の質問は、
これ。
 
=========================================
「億万長者733人にきいた自分の成功要因はなんでしたか?」
=========================================
 
 
なかなか億万長者を見つけ、
答えを皆さんからもらうのは、
一手間です。
 
アメリカの例ではありますが、
すでにそれをやってくださった方がいます。
 
トマス・J・スタンリーさん、
2015年にお亡くなりになってはいますが、
お金持ち生態系を統計をたくさん取って紹介してくれています。
 
昨日の記事の内容とつながってくる
「億万長者が考える成功要因」の要素を一つ抽出してみましょう。
 
「支えとなる配偶者がいる」を
〈非常に重要〉と回答した人が、49%。
 
つまり、
733人中360人は
「支えとなる配偶者がいる」が〈非常に重要〉だと考えている。
 
「支えとなる配偶者がいる」を
〈重要〉と回答した人が、32%。
 
733人中235人は
「支えとなる配偶者がいる」が〈重要〉だと考えている。
 
という統計があります。
 
なるほど興味深いですね。
 
世間では、お金が縁の切れ目だとか、
離婚の際に〇〇億円の慰謝料請求だとか、
派手な報道に目がいったりしますけれども、
 
実は、
成功するまで、
そもそもその要因を作っているのは、
もしくは作ったのは、
誠実な配偶者だった。
 
そんなミリオネア・メイカーの新たなイメージが浮かび上がってきます。
 
先ほどの統計合計するならば、
 
「支えとなる配偶者がいる」を
〈非常に重要〉か〈重要〉と回答した人が、81%。
 
733人中595人は
「支えとなる配偶者がいる」が〈非常に重要〉か〈重要〉だと考えている。
 
ということになります。
 
 
幸せの形は人それぞれ様々ですが、
 
奥さんや旦那さんの存在が、
お金持ちになるというシンプルなゴールにおいても重要になってくる
そんな事実が浮き上がってくる統計になっているかなと思います。
 
 
では、せっかくなので、
=========================================
「億万長者733人にきいた自分の成功要因はなんでしたか?」
=========================================
 
回答TOP5をここで見ておきましょう。
 
 
+++++億万長者の考える成功要因TOP5++++++++++++
 
第5位!
 
「たいていの人よりよく働く」
 
第4位!
 
「支えとなる配偶者がいる」
 
第3位!
 
「人とうまくやっていく」
 
同率1位!
 
「自分を律する強い精神力がある」、
「誰に対しても正直である」
 
++++++++++++++++++++++++++++++++++++
 
となっております。
 
 
なるほど。
 
 
勤勉さや人間関係の上手なやり方、
自分をコントロールする精神力や正直さなど、
この統計だけでも様々な学びがありますね。
 
 
一つ一つ取り上げて深掘りしたいところですが、
 
 
今回は、
前回の結婚のテーマとつなげて、
その配偶者選びというところに話を進めていきます。
 
 
そして、
今回は、
最後にそのカップルの億万長者の生活スタイルを見ていきたいと思います。
 
 
では、次のTOP5。
配偶者選びや配偶者を育てるという観点で役立ちそうな、
「億万長者が考える結婚生活の成功を支える配偶者の資質」です。
 
 
これから配偶者を探す方にとっては、
 
もしお金持ちになるのが、
いいなと思う場合、
この資質を満たす人を選んでいくと
お金持ちになることが有利に展開できる可能性が高くなる。
 
そして、すでに配偶者をお持ちの方であれば、
 
もしお金持ちになるのが、
いいなと思う場合、
この資質を伸ばしてもらうようにすれば
お金持ちになることが有利に展開できる可能性が高くなる。
 
そんなことが言えそうです。
 
 
男女別に発表しますね。
 
 
では、男性諸君のアンケート結果から。
 
つまり、
男性の配偶者が女性の配偶者に感謝している特質、
重視している特質ということですね。
 
+++++億万長者男性の考える配偶者の成功資質TOP5++++++++++++
 
第5位!
 
「協力的」
 
同率3位!
 
「情愛豊か」、「有能」
 
第2位!
 
「責任感がある」
 
第1位!
 
「正直」
 
++++++++++++++++++++++++++++++++++++
 
逆の観点からしたら、
女性側がこのような特質を持っている人は、
将来お金持ちになる男性に取ってプラスに働くということにもなりそうです。
 
では、女性諸君のアンケート結果から。
 
+++++億万長者女性の配偶者の成功資質TOP5++++++++++++
 
第5位!
 
「協力的」
 
第4位!
 
「責任感がある」
 
第3位!
 
「情愛豊か」
 
第2位!
 
「有能」
 
第1位!
 
「正直」
 
++++++++++++++++++++++++++++++++++++
 
“オペラから学ぶ恋愛経済学”という記事以前に書きましたが、
これはよりリアルな実態として
恋愛からお金持ち家庭を築く理論と実践へとつながっていきそうな情報でもありますね。
 
 
この「億万長者が考える結婚生活の成功を支える配偶者の資質」のTOP5の順位こそ差があれど、
項目は同じ。
 
そして第1位は同じ項目「正直」。
 
「正直」さそして、「正直」な人は、
結婚生活においても、
 
ビジネスにおいても成功するのだと、
それが大事な、
大切な特質だということがわかります。
 
 
そして面白いのは、
彼らが、
 
もともと億万長者と結婚したのではなく、
もともと億万長者の息子や娘と結婚したのではなく、
 
結婚生活を長く続けることによって、
資産を築いてきているという真実があります。
 
そして、このミリオネアのグループの平均結婚生活は、28年。
 
億万長者の92%は、
既婚者で、
離婚経験がなく、
 
一度も結婚未経験者は2%。
 
約2%は現在別居中か離婚していて、
残りの4%は連れ合いに先立たれた人だという。
 
離婚率を一般の平均と比べるといかに離婚率が低いかが理解できます。
 
そう。
 
億万長者とは、
家族の成功から始まる。
 
そんな構図が見えてきます。
 
今回の記事では、
ここまで、
結婚と億万長者という意外性のあるテーマでも、
意外とリアルなテーマを考えてきました。
 
彼らはそして、
節約を楽しんで、
起業という苦労が多くもたくさんのやりがいのある道を一緒に楽しんで、
 
歩んでいる。
 
そんな夫婦像もこの調査本には浮き彫りにされています。
 
 
お金持ちは、
お金をたくさん使うのではなく、
 
あえて言うなら、
お金を少なく使って、
 
楽しさや充実さを多くし、
貯めるのが上手である。
 
そして、このような生き方をするには、
ある意味、学歴を立てるというのとは、
少し異なる知性と自己コントロールが求められる。
 
 
さらに、 
それは、
夫婦というパートナーシップにおいて
とてもよく機能するというが統計的に知られている。
 
 
そんなこと読み取れてきます。
 
 
 
日本の起業家にしても、
世界の起業家にしても、
 
どのお金持ちのパターン
 
起業家(32%)、
経営幹部(16%)、
弁護士(10%)、
医者(9%)、
その他(33%)のタイプのお金持ちだったとしても、
 
やはり、
異性の支えというのはとても大切であることは、
実例を通しても数え上げることができますね。
 
 
では、
その二人は、
 
===============================
億万長者の二人は、
日常どのような活動をしているのでしょうか?
===============================
 
ビジネスや仕事以外の側面として、
億万長者が1年間でやった
余暇活動TOP5を見てみましょう!
 
 
+++++年間余暇活動TOP5++++++++++++
 
第5位!
 
「慈善のために募金活動をする」64%
 
第4位!
 
「庭の手入れをする」67%
 
第3位!
 
「地域活動(市民活動)を行う」68%
 
第2位!
 
「美術館に行く」81%
 
第1位!
 
「税務の専門家にアドバイスを受ける」85%
 
++++++++++++++++++++++++++++++
 
でした。
 
 
第5位は、
「慈善のために募金活動をする」64%。
 
億万長者の733人のうち、
469人は、
慈善のための募金活動に
時間を一年の中で取っているということになります。
 
お金を儲けたら、確かに幾らかは使う。
でも、何に使うかというと慈善なんですね。
 
それが上位に来ています。
 
もちろん下位の順位には、
 
第6位「MLBの試合を見に行く」62%
同率9位「海外旅行をする」57%
同率14位「釣りをする」30%
同率17位「カジノでギャンブルをする」25%
第19位「ロッキー山脈でスキーをする」22%
同率20位「パリで休暇を過ごす」20%
同率20位「ヨットでセーリングをする」20%
 
などの億万長者ではなくてもできそうな
しかし、
お金をいくらかでも使いそうな楽しみごともランキングしてはいます。
 
 
第4位は、
「庭の手入れをする」67%。
 
億万長者の733人のうち、
491人は、
庭の手入れを(恐らく自分の家の庭)するために
一年の中で時間を取っている。
 
この他にも、いわゆるDO IT YOURSELF:DIY活動がランキングしています。
 
第16位「自分で配管工事をする」
第22位「自宅の芝刈りをする」
第25位「自分の外壁を塗る」
 
しかし、これには資産の大きさと逆比例の関係にあるという注意点があるといいます。
 
つまり、裕福になればなるほど自分でDIYをやることは少なくなるといいます。
 
あくまで最も身近で気分転換として
DIYをやるという選択肢をする億万長者がいるはいるものの
 
むしろその工事や作業のプロ、
得意な人に任せた方が、
ストレスなく、
 
過ごせるということを
ほぼ全ての億万長者は気づいているということも言えると思います。
 
 
 
第3位は、
「地域活動(市民活動)を行う」68%。
 
億万長者の733人のうち、
498人は、
地域活動するために
一年の中で時間を取っている。
 
類似の活動としては、
第7位「同業者/専門職組合の活動をする」61%
同率9位「資金集めのパーティに出席する」57%
などもランキングしてはいますが、
 
ある意味ボランティア活動的な地域活動や市民活動は、
慈善の活動の一種とも言えますし、
PRの活動の一種とも言える。
 
同業者や組合で仕事の人脈に時間を投資したり、
地域や新しい活動の機会に時間やお金を投資する
 
そのようなことのために時間を使っているということになるかと思います。
 
 
第2位は、
「美術館に行く」81%。
 
億万長者の733人のうち、
593人は、
美術館に行くために
時間を一年の中で取っている。
 
この第2位の芸術や美術に触れるというのは、
癒されたり、創造性を回復するというような効果もあり、
他にも以下のようなものがランキングしています。
 
第8位「ブロードウェイの演劇を見る」60%
同率23位「ロック・コンサートに行く」17%
 
よくショッピングモールで多くの人が時間を費やしているのを見かけたりしますが、
お買い物系のランキングは、
あまり多くありません。
 
ランキングしているのは、
 
第11位「アンティークの展示会(バーゲン)に行く」49%
第12位「美術品のオリジナルを探す」42%
 
というようなやはり芸術や工芸のような
手の技、人の技、職人の技を感じられるようなアートの世界ですね。
 
その世界に余暇は浸っている、
そんなことも言えるかと思います。
 
 
 
そして、最後の第1位は、
「税務の専門家にアドバイスを受ける」85%。
 
億万長者の733人のうち、
623人は、
税務の専門家にアドバイスを受けるために
時間を一年の中で取っている。
 
この最後のポイントは、
ある意味億万長者が億万長者たるゆえんなのかなと思います。
 
 
あくまで、お金を節約したり、有効に使う。
そのことを余暇でも重要な位置を占めている活動として、
時間を割いている。
 
そんな億万長者像が見えてきます。
 
 
税金関連では、
同率14位「納税申告書を作る」30%があったりしますが、
 
これはDIY活動の一種と捉えられるので、
富裕になればなるほど、
プロに任せているという活動にはなっています。
 
 
ただ、ここには出ていませんが、
税務のプロ以外にも法務のプロ、
税理士さんや弁護士さんなどに投資やビジネスの相談をするというのは、
 
攻撃的な投資の相談相手ではなく、
ディフェンシブな、
守備的な信頼できる相談相手を大切にして
 
資産を増やすことを考えている、
資産を増やしている、
そんな億万長者像も見えてきます。
 
 
 
実は、
 
 
===============================
億万長者の二人は、
日常どのような活動をしているのでしょうか?
===============================
 
 
年間の余暇活動だけではなく、
月間の余暇活動についての洞察できる統計も載っていました。
 
 
機会があったら、
そちらも取り上げてみたいと思います。
 
 
まずは、長期優先ですね。
 
ないがしろにされがちな、
長期の方向性を修正していく、
そんなヒントになれば、
幸いです。
 
 
そして、
さらに中期・短期・今すべきことという風に詰めてくる。
 
そんな行動や優先順位の決め方のアプローチも少し盛り込んでみました。
 
そして、
 
この本の全体を振り返ってですが、
この統計、
2000年の出版の統計データなので、
 
次の質問も生まれてきます。
 
==================================================
この約20年でまた新たなニューリッチ(新富裕層)が誕生したのだろうか?
新たなトレンドがあるのだろうか?
==================================================
 
というような問いです。
 
その答えというか示唆は、
序文で書かれています。
(本の出版は、2019年)
 
むしろこの著者が別の著書、
 
「となりのトトロ」
ならぬ
「となりの億万長者」で
 
言い表しているような富裕層のイメージを
具現化するBOBOSと呼ばれる富裕層が誕生してきているという。
 
BOBOSとは、
ブルジョア(bourgeois)とボヘミアン(bohemian)
の頭文字二文字ずつを並べて複数形にした造語だ。
 
一般的には、
高学歴専門職、都市または郊外に住んでいる。
 
そして、最先端のハイテクを使いこなすも、
60年代のヒッピースタイルのようなライフスタイルだといい、
 
キャデラックよりプリウスを好み、
ラスベガス豪遊よりロッキー山脈での家族キャンプ、
ミシュラン三つ星レストランより友人たちと近所のお洒落なビストロを選ぶという。
 
新たな価値観や基準値を持って人生を楽しむことは、
人として自由に生きること、
今までのお金持ちイメージに対するある意味抵抗感も示しているともいえるという。
 
こう考えてきますと、
仕事は楽しく、
ライフスタイルは、
自分たちの好きなライフスタイルをお金をあまりかけずに、
実現する。
 
 
そんなスタイルの生き方がとても魅力的に映る。
 
 
それが資本主義の中でも、
自然体でもあり、
生きやすい形態として進化している”今”の富裕層の姿なのかもしれませんね。
 
 
 
//////////編集後記//////////// 
 
億万長者のリアルな現実を見つめ、
幻想を解体していく作業は、
なかなか興味深いものでした。
 
このテーマは、
個別具体的なケース・スタディなどでも、
さらに際立ったものになると思います。
 
参考にしたのは、こちらです!
 
「1億円貯める方法をお金持ち1371人に聞きました」トマス・J・スタンリー、文響社(2019)
 
そして、
 
自著の「自己決定論/後悔しない意思決定6プロセス」が発売中!
↓↓↓
 
原稿の都合で、
当初の期間を延長して、
270円になっています!
 
そのあとは、
タイミングを見て、
値上げになる予定なので、
お早めに、
お見逃しなく!
 
 
SINYA OONO
 
 
 

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