¥¥¥¥¥¥ GOOD NEWS!! 第3号 ¥¥¥¥¥¥¥¥¥¥¥¥¥¥¥¥¥¥¥¥¥¥¥¥¥
SINYA OONOのここだけの
ちょっと“ほくほく”する話
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ボス!
発行者のSINYA OONOです。
今日は、”ゴリラ”と”チンパンジー”から学べ!
というタイトルで考えていこうと思います。
ある意味、原始的なレベルでのリーダーシップですが、
絶対的に避けられないテーマであることは、
脳の構造からしても、人間が生物である、動物であることからしても言えます。
それでは、深掘りしていきましょう。
まずは、なぜゴリラとチンパンジーから学べると言えるのか、
それを考えましょう。
その理由を語ってくれるのは、
何十年も演技のために類人猿の行動を研究してきた
類人猿の着ぐるみ俳優:
ピーター・エリオットさん。
そういえば、APEに関連した映画ありましたね。
彼は、「人間の中には類人猿の本能が眠っている」と言います。
つまり、彼の論理で言うならば、
人間の行動には類人猿的な論理によって通じている部分があると言うことになります。
確かにそうなのかもしれません。
もう少し見ていきましょう。
セカンド・オピニオン、
二人目の見解も聞いてみましょう。
それは、田園都市厚生病院院長の春山茂雄さん。
「脳内革命」と言う本が有名になりましたが、
その第2弾 実践編、「脳内革命2」で3つの脳を説明しています。
*爬虫類脳:生存につながることを考え、判断し、使令を与える脳(身体との神経系統)
・生存とは、食べる・食べられる、セックスして次の子孫を残すという類のことですね。
*哺乳類脳:快不快を考え、判断している脳(身体との神経系統)
・ここでの快不快とは、爬虫類脳の生存における損得だけでなく、感情的な部分。心地よいと思えるような脳内モルヒネが関係しているとのこと。猫なら日なたぼっこしている猫や喉をゴロゴロしている猫を見るとわかるとイメージしやすいと言います。
*人間脳:人間的な独自の活動をさせている脳(身体との神経系統)
・人間的な独自の活動としては、言語の使用、計算、論理的思考、直感による判断、行動、創作などがあると言います。
ちょっとしたまとめのようになってしまいましたが、結論だけ言うと、
哺乳類脳的な部分と人間的な部分の中で、
ゴリラやチンパンジーには、
人間に近い脳を持っているということがその理由になると思います。
もう少し広げると、
この三つの脳の論理の展開からすると、
人間だけだけが、
人間以外のすべての動物や昆虫などの特性や知恵を学びそれを生かすこともできるということができます。
「あいつは、単細胞」とか、
「あいつは、獣だ」とか、
言ったりする人もいますが、
動物世界や昆虫世界、生物の世界をなめてはいけませんね。
ある意味、単細胞にもなれない人もいるし、
ある意味、獣になれない人もいる..
つまり、単細胞の活動:
何かがきてそれを取り込むか取り込むか判断できないとか、
消化できないとか、
自分の分身も作れないとか…
色々ツッコミどころはありそうですね。
今回は、そんな
動物世界の”自信”と”尊厳”のありかを探っていく旅でもあります。
さて、ゴリラとチンパンジーから学ぶ準備はOKでしょうか?
【学べること_その1】:でかく振舞え!
彼らは、自分をボスとするために、体を大きく見せます。
チンパンジーの場合は、
枝を振り回したり、岩を投げたり、
手を振り回しがら走り回ったり、
行動が大胆不敵です。
人間にも、覚えがあるのではないでしょうか。
デカイ声をやたら出したり、
種類をぶん投げなり、
ちゃぶ台をひっくり返したり、
もうあなたしかボスはいないよという状況なのに、
仮想ボス相手に戦っているかのよう。
それはちょっと哀れな姿ですが、
動物世界に戻り、チンパンジーは、
毛を逆撫でたりして30%も体を大きく見せていると言います。
実際のボディ(身体)の大きさと相関関係があると言います。
人間界のコンクリートジャングルでも、
実際、米国トップ500社のうち、
180cm以上のリアルなCEO(最高責任者)は58%だったと言います。
やはりボス猿はデカイんですね。
このデータも面白いと言えば、面白いのですが、
体の小さい人もいますから、
不公平、アンフェア(unfair)に感じる人もいることでしょう。
その人も含め、皆に使えるデータは、
歩き方です。
手を振りながら、
大股に歩く。
何かを主張したげに、パワフルに歩く。
ゴリラ歩き。
今度、やってみましょう。
ゴリラ歩き。
ウホウホ。ってね。
自分の中からみなぎるパワーが溢れてくるのを感じれると思います。
そして、その原始的なパワーに感謝できると思います。
洋服や身に付けるものを自分の体が、
大きく見えるものにするのも良いかもしれませんね。
そして、人間だけが持っている応用編にいきます。
人間には、想像力という武器があります。
なので、
ビッグに考えろ!ビッグに考えて行動しろ!
というのが言えます。
人は機械や道具を使って自分の身体を拡張することさえできます。
大型クレーンやトラックを動かしている人は、
なぜかスゲー人に見えませんか。
飛行機を飛ばすパイロットや電車やバスを動かす運転手さん、
大型の施設で、
工作マシンを動かすエンジニアやオペレーターも同じですね。
デカく行こうぜ!
というのが、
ゴリラ&チンパンジーから学べる第一の掟です。
それでは、二つ目にいってみましょう。
【学べること_その2】:食べ物と縄張り、異性を確保しろ!
これは、3つの脳の爬虫類脳にも通じるところがありますね。
成功したければ、ある程度の権力が必要です。
身近なところから、
権力(パワー)を付与する習慣を身につけなければなりません。
それを学べるのが、類人猿行動学だというのです。
京都大学にもゴリラ研究の第一人者の教授の先生がいたのを思い出しました。
ゴリラのボス猿は、
群れのセンターに位置することにこだわると言います。
群れの中心ですね。
いつも注目され、気付け、気付かれる位置です。
このポジション、立ち位置にこだわることで、
群れの中心に、権力を持ち続けることができるというのです。
人間的に真似できるのは、
企業であれば、ポジショニング。
業界の中心的な話題をいつもになっているか、
ゴリラ的に経営をできているかいないかで、
社会という群れの中で
他を圧倒しなければ、なりません。
ものすごい商品。世界No.1。史上最速。史上最高。
史上最軽量。などなど。
最も〇〇であることで、
群の中心に来る下位のオスどもをおいはらわなくてはいけません。
縄張りができれば、食べ物と異性は比較的に手に入りやすくなるとは思いますが..
異性に関しては、
もう少しお伝えできる内容があります。
もしあなたがあんまり異性に興味がなくても、
もちろんあってもですが、
異性に声を掛けたり、
握手をしたり、ハグをしたりして、
お互いの存在に触れ合うことには大きな意味があります。
それは、古来のパワーのスイッチを入れることです。
あなたが男の人で、女の人が嫌いとか好きとかそんなこと言っている場合ではありません。
あなたが女の人で、男の人が嫌いとか好きとかそんなこと言っている場合ではありません。
あなたは、いにしえの人間のすでに、
脳の構造の中に組み込まれている機能を無視することはできないのです。
ここで、
その脳の機能となる重要なデータを教えてくれるのは、
再登場の春山先生です。
彼の研究によるといわゆる
いい気持ち:セックス、美味しいご飯、運動、勉強、人を愛する、人のために何かする
は全て、一つのむき出しのA-10と呼ばれる神経回路を通っていると言います。
そして、それは、食欲・性欲・運動・記憶・学習・気高い人間精神をつらな抜いている
人間の脳内で最も太く、脳のほとんどの重要なはたらきに関わっている神経だというのです。
なるほど、これでわかりましたね。
神経でつながれていては、どうしようもできません。
僕らは脳の構造を超えたことを求めたは意味がない。
つまり、煩悩と言っても、
脳の構造を変えることはできない。
以前より、修行のせいで欲を抑制できるようになった。
確かにそうかもしれません。
でも、「よくいうよ!」てなわけです。
本質的には、みんな一緒。
変わらないんですね。
こう思うとちょっと安心することもできるかもしれませんね。
でも、ゴリラとチンパンジーの世界にボス猿がいるように、
ボスにはボスたる振る舞いがある。
というわけで、
これは歴然とした違いを生むので、
脳の構造を理解しつつも、
爬虫類脳や哺乳類脳と仲良くしながら、
人間脳をさらに開発していきましょう!
これで大体このテーマを網羅したかなと思いますが、
もう一ついってみましょう。
【学べること_その3】:低く、大きな、迫力のある声を身につける、使う
チンパンジーは、パンフートと呼ばれる独特の声で主張し続けると言います。
そして、ボス猿は概してその声が大きく、ウルサイ。
これがボス猿としての成功の秘訣だということです。
その1の大きく振る舞うも大きな声を使うも、
ある意味縄張りそして、その中の食べ物と異性という意味では、
集約されるのかもしれません。
低くて、渋い声は威厳をもたせます。
いい声は異性も引き寄せ、
物事を通りやすくします。
ボイストレーニングに通っているのは、
俳優さんやアニメの声優さんだけではありません。
企業のボス猿たち、
社長や経営者がボイトレをしていることからもその効果がわかると思います。
最後に、これらのゴリラとチンパンジーの知恵から学ぶ時の人間ならではのコツを見ておきましょう。
それは、
FAKE IT TO MAKE IT!!
つまり、”成功させるためにそのフリをする”という方法です。
野生のパワーをまとえば、
あなたのパワーはいつもよりパワーを増します。
そのことは、いろいろなことからわかったと思います。
つまり、仕草や行動考え方において、
ボス猿のフリをする。
ボス猿のように振る舞うというものです。
もしかすると、
服従する方が楽だし、
その生き方をしたいという人もいるかもしれません。
でも、何かを成し遂げたいということは、
誰でもあるはず、
それには、勢いや支配力、パワー、権力、自信といった不可欠な要素が必要です。
それを、野生脳を使うことで僕らは手にすることができるのです。
これは便利に着こなせれば、
そこまで、お互い
嫌いにならないで済みますよね。
もう一つありました。
学べることその4:群れをまとめるため、プレッシャーでも落ち着いて振る舞う
ここまで見ると、群れの中でボス猿はやりたい放題で、
ボス猿の思い通りに全てはなっているのかとおもかもしれません。
しかし、このもう一つのボス猿の役目で、
群れのみんなはボス猿がいる意味を認めざるを得なくなります。
そして、ある意味ボス猿がボス猿で居られる所以とも言えるかもしれません。
それは例えば、群れの中でケンカが起きたような時、
ボス猿はそれを仲介します。
そして、群れの中で緊張が走っても落ち着いています。
穏やかです。
実はボス猿たちも、
フェイクで、
演じて振舞っているだけのことを知っているのかも知れませんね。
これはすべての人へのボス猿へのチャレンジの招待でもあり、
ボス猿と仲良くやっていく方法でもあり、
ボス猿生態系を明らかにするものでもあるのですね。
(^^)/
では今日はこの辺で!
SEE YOU SOON!!
//////////編集後記////////////
今回もナショナルジオグラフィック社のDVDやその他の書籍等を参考にしました。
参考までに、タイトル名を挙げておきます。
「類人猿に学べ リーダーのオキテ」NATIONAL GEOGRAPHIC社(2013)
「脳内革命2」春山茂雄、サンマーク出版(1996)
SINYA OONO
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