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Investorはいかにして利益を得るのか

前回の投稿で、株と株式会社の単純な流れについての記事を書きました。今回はその続きです。

前回の記事の内容を大まかにまとめるとお金の集まりとそこに事業があるということでした。

そして、今回はそのお金の集まりと事業との間でどのように投資家が利益を得るのかについて書いていこうと思います。

まず、大前提で、「安く買って、高く売る」ということなのですが、この原則は商売の原則とも言えるので、投資家という意味では少し物足りないのです。

しかし、この「安く買って、高く売る」というのは利益を考える面では一番シンプルなので、触れないわけには行きません。

一個100円で仕入れたものを150円で売るのと、200円で売るのは利益幅が異なります。

また同じものでも、一個80円で仕入れたものと一個100円で仕入れたものを150円で売るもそれぞれ利益幅が異なります。

それぞれ、50円、100円、70円、50円といった具合ですね。差額というわけです。

商品の場合も時価というものもあります。その時の競合の製品だったり、商品の希少性だったりで、ある程度の価値(価格)がありますが、株の場合は、商品やサービスを作っている企業の価値が価格になっていますからもう少し評価の着眼点が変わってきます。

(会社の性質上、会社の取り巻く環境やトップ、経営陣の方針の変更や新しい発見など様々な変化がある以上、その価値も上下するのは考えてみれば当然と言えば当然なのですが・・・)

その値段(時価総額)や株価も次々と変わっていくため一体全体どれが本当の値段(理論株価)なんだろう?

となってしまうわけです。

ここで、普通の買い物の時に戻って考えてみると夏のキュウリは安いけれども、冬のキュウリは高いとか、私だったら地元の長野の安曇野の物産店ではこれくらいで買えるけど、東京だったらこれくらいかな〜みたいな価格感というものをなんとなく持っているわけです。

投資家もまたこの価格感というものを大事にしている方が多いと言えます。

新鮮で旬な美味しい野菜がお手頃価格であれば、おそらくどのかたも迷うことなく買い物カゴに入れるために手を伸ばされるように、ピチピチの商品やサービスを世に送り出している会社の株が割安であれば、それは買いであると言えます。

これを見つけることを得意としている投資家の代表格が、世界一有名な投資家ともいえますが、ウォーレン・バフェットさんと言って良いかなと思います。

そして彼も採用しているこの割安株を見つけながら投資していく方法をバリュー投資と巷では、言っています。

割安であることが、わかるためにはその商品やサービスの価値や価格感を知っている必要があるように、会社の株価が割安であると分かるためには、その会社のことを知っている必要があるというのが、ポイントと言えるかもしれません。

しかし、その割安感、感覚を得るのにどのようなものを参考にするのか、それは人それぞれで、その人ならではなの感覚や経験がものを言うということになります。(人によっては、直感、チャート、市場分析、企業研究などなど)

例えば、美味しいりんごの割安価格を知ってしまっている長野県出身者である私は、都市部で出回る少し素の入ったような、ボケ感のあるリンゴを 普段、買う気にはなりません。(糖度の高いリンゴは蜜と言われる透明な部分が芯のあたりに発生します。蜜自体が特別甘いわけではないのですが、果実全体に糖度が満たされていることの証明と捉えられます。)

でも、そこ(百貨店等に売られている普通のリンゴ)に価値があると思う人もいるかもしれませんし、それを否定することはできない。人々がどのような価値観を持つかは自由なのです。

誰か大切な人が、死ぬ前に一口食べたいと言って買いに行ったらここにしかなかったなど、特別な状況があればその感覚は変わってきます。

shallow focus photography of red apple on gray pavement
Photo by Pixabay on Pexels.com

さて、ここまで、買うときの話をしてきましたが、「安く買って、高く売る」の売るときの話を今度はしましょう。

割安感があるなというところで買った後、投資家がすべきことは正直何もありません。あえていうなら、値段が上がるのを待つこと。

そして、値段が上がったら、考えるのはそのまま持ち続けるか、売却するかということです。

値段が上がっただけでも実は価値があると言えるのは、企業が与えてくれる分配金によるものです。

(これがお金を持ち寄ったことに対する本来的な対価ってやつですね!)

大きく売却するときに何倍にもなって利益を得ることができるのでその虜になる人もいるでしょうし、自分が上がると思ったものが上がって、「やっぱりね!」とそのまま持っていたいと思う方もいるでしょう。

ここで重要なのは、企業が商品やサービスを通じて社会を豊かにすることに対して投資家の貢献利益として帰ってくるという感覚です。

逆に、いい会社なのに(よい商品やサービスを提供できる会社なのに)株価が低いということは、応援するチャンスであるということです。

この点は、会社に法人という言い方があるように、人であると考えるとしっくりきます。

誰でもピンチの時や、低評価の時に応援してもらったら嬉しいものです。

いい企業がピンチの時に、低評価の時に応援すること、それがバリュー投資の本質かなと思っています。

もちろん、良いサービスや商品を提供できない会社にお金が集まること。これはこれで悲劇です。お互いに(会社も投資家も)悲劇であると言えるでしょう。価値の循環が生み出せるところにこそ、お金の健全の流れがあると言えると思うのです。

だからこそ、投資家(額は問わず)の社会的な責任、経済活動における選挙のようなものとも言えますが、大切だと言えるのですね。

次の記事では、投資家が狙う別のケース。お金の持ち寄り方のより初期の頃のこと。そして、価値が下がりすぎた時の応援の逆の価値が上がりすぎた時の逆応援という方法についても触れてみたいと思います。

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