トマ・ピケティというフランスの経済学者の著書が出版されている報道を耳にしました。わたしなりの回答を音声でとってみました。
概要は・・・
インターネットを使って高度にマッチングされたグローバルな形での物々交換によって資本第一主義の形が崩れるのではないか。
そのための、商品をサービスとして取引できるプラットフォームを創設する必要があるのではないだとうかというものです。
以下、Amazonブックレビューより引用。
r>g ≪資本収益率が産出と所得の成長率を上回るとき、資本主義は自動的に、恣意的で持続不可能な格差を生み出す≫ 格差は長期的にはどのように変化してきたのか? 資本の蓄積と分配は何によって決定づけられているのか? 所得格差と経済成長は、今後どうなるのか? 18世紀にまでさかのぼる詳細なデータと、明晰な理論によって、これらの重要問題を解き明かす。格差をめぐる議論に大変革をもたらしつつある、世界的ベストセラー。「本年で、いや、この10年で、最も重要な経済学書になると言っても過言ではない」ポール・クルーグマン(プリンストン大学教授)「地球規模の経済的、社会的変化を扱った画期的著作だ」エマニュエル・トッド(フランス国立人口統計学研究所)「時宜にかなった重要書だ」ジョセフ・スティグリッツ(コロンビア大学教授)「かれの解決策に賛成するにせよ、しないにせよ、資本主義を資本 主義から救おうとする人たちにとって正真正銘の課題だ」ダニ・ロドリック(プリンストン高等研究所教授)「この事実の確立は、政治的議論を変化させる、ノーベル賞級の貢献だ」ローレンス・サマーズ(ハーヴァード大学教授)「かれの研究が、スマートな人たちを富と所得格差の研究に惹きつけることを望む」ビル・ゲイツ「情報の豊かさがすばらしい」ロバート・シラー(イェール大学教授)本文より 「本書の答えは、これまでの研究者が使えたものよりもはるかに広範な、長期的で比較可能なデータに基づいた答えとなっている…格差の根底にある仕組みについて、もっと深い理解を与えてくれるような、新しい理論的な枠組みに基づいたものでもある」 「1970年代以来、所得格差は富裕国で大幅に増大した。特にこれは米国に顕著だった。米国では、2000年代における所得の集中は、1910年代の水準に戻ってしまった――それどころか、少し上回るほどになっている」 「私の理論における格差拡大の主要な力は、市場の不完全性とは何ら関係ない…その正反対だ。資本市場が完全になればなるほど、資本収益率 r が経済成長率 g を上回る可能性も高まる」 「格差の問題を経済分析の核心に戻して、19世紀に提起された問題を考え始める時期はとうに来ているのだ」 「あらゆる市民たちは、お金やその計測、それを取り巻く事実とその歴史に、真剣な興味を抱くべきだと思える…数字との取り組みを拒絶したところで、それが最も恵まれない人の利益にかなうことなど、まずあり得ないのだ」内容(「BOOK」データベースより) 資本収益率が産出と所得の成長率を上回るとき、資本主義は自動的に、恣意的で持続不可能な格差を生み出す。本書の唯一の目的は、過去からいくつか将来に対する慎ましい鍵を引き出すことだ。著者について トマ・ピケティ(Thomas Piketty) パリ経済学校経済学教授。社会科学高等研究院(EHESS)経済学教授。EHESSおよびロンドン経済学校(LSE)で博士号を取得後、マサチューセッツ工科大学(MIT)で教鞭を執る。2000年からEHESS教授、2007年からパリ経済学校教授。多数の論文を the Quarterly Journal of Economics, the Journal of Political Economy, the American Economic Review, the Review of Economic Studies で発表。著書も多数。経済発展と所得分配の相互作用について、主要な歴史的、理論的研究を成し遂げた。特に、国民所得に占めるトップ層のシェアの長期的動向についての近年の研究を先導している。訳者について 山形浩生(やまがた・ひろお) 1964年東京生まれ。東京大学都市工学科修士課程およびMIT不動産センター修士課程修了。大手調査会社に勤務、途上国援助業務のかたわら、翻訳および各種の雑文書きに手を染める。著書『「お金」って、何だろう?』(共著、光文社新書、2014)ほか。訳書 ケインズ『お金の改革論』(講談社学術文庫、2014)バナジー&デュフロ『貧乏人の経済学』(みすず書房、2012)ほか。守岡桜(もりおか・さくら)翻訳家。 訳書ウィーラン『統計学をまる裸にする』(日本経済新聞出版社、2014)シラー『それでも金融はすばらしい』(東洋経済新報社、2013、以上共訳)ほか。森本正史(もりもと・まさふみ)翻訳家。 訳書ケンリック『野蛮な進化心理学』(白揚社、2014)シーブライト『殺人ザルはいかにして経済に目覚めたか?』(みすず書房、2014、以上共訳)ほか。
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