ユニクロは広島から始まり、今や世界でも指折りのファンションブランドに成長してきました。
ユニクロを語る上で、いろいろなストーリーがあるかと思いますが、今日は一つの価格上のシナリオについてお伝えしようかと思います。
それは、社会的に言ってもデフレ社会、平均年収が下がる中で支持されてきています。
それは、製品の価格が安いということだけでは、成立してこなかったと言えるでしょう。
どういうことか?
「安物買いの銭失い」
という言葉がありますが、
「安かろう、悪かろう」
では、会社も愛用者も支持しいい形で生産と消費を続けることはできない。
そのような市場原理がありそうです。
一方で、質の高い商品、製品を最初の小さな規模で作るというのはどうしても割高になりがち。
そこで聞いてくるのは、スケールメリットとも言われる市場原理。
スケールとは、規模のこと。
定規という意味で使われたりもします。
メリットとは、利点のこと。
規模が拡大することでコストが抑えられると言います。
例えば、あなたが自動車メーカーの営業部長または社長だったとします。
一台一台の消費も貴重ですが、50車をまとめ買いするので少し安くしてくれと言われたらどう思いますか?
そこは少しでも、お客様の低価格での購入に貢献しようと思うのではないでしょうか。
聞いた話だと、150万くらいの定価の車を110万くらいで卸すこともあると言います。
ユニクロの場合は、ヒートテックなどがわかりやすいかと思います。
そう、スケールメリットの話です。
規模が大きくなると話は変わってくるよ、という話です。
ヒートテックなどは最初(2003年)ですが、多く売れることで製品開発のために製品の質がさらに良くなったり、価格を下げることができると言います。
このようなスケールメリットはどの会社でも活用できるわけですが、ポイントはそれをいかに良い製品の提供と流通につなげるかという点です。
ここからは、最近私が携わっている会員制のショッピングクラブの内容も重ねて行こうかと思います。
ヒートテックは10億枚というとんでもない数を販売していますが、肌着で高性能ということもあり支持されてきていると言えます。
日用品でもあるわけですが、質をリーズナブルな価格で提供するということが今を生きる私たちにとって魅力的な製品を提供している会社の特徴ではないかなと思います。
つまり、コスパという考え方。
コストとパフォーマンスという二つの概念が関係しています。
コストは対価のこと。
パフォーマンスは生活にもたらす実績、実感のこと。
つまり、コスパが良いとは、対価に対して、生活にもたらす実績、実感が大きいということ。
そして、これは共通して言えるのは、価格が安いと人は若干心配するということもあります。
安かろう、悪かろう
ではないかと心配するのです。
実は、これを解決する方法は、実際に使ってみる。
ということで解決できます。
リーズナブルな価格とはではどのように定義できるでしょうか?
それは、一般的に肌着ならいくら位くらいで買えるという相場価格です。
それを別の言葉では、適正価格と言ったりしています。
これはある意味、国や地域というレベルで区切られています。アメリカなら、日本なら、中国ならと言った形ですね。
日本で生きている方なら、どうでしょう。
1000円の下着、まあ、ありうるのではないでしょうか。
300円ならちょっと安すぎない。
500円ならまあそれぐらい安いものもあるかな~
ぐらいの感覚でしょうか。
そんな中、ユニクロのヒートテックは790円などで提供されています。
価格はある意味で、製品の性能であるというのが一つ言えることですね!
今私が関わっているショッピングクラブが提供しているものは、やはり世界レベルの会社に成長していますが、明確に違うところがあります。
それは、クローズドマーケットかオープンマーケットかという違いが一つあります。
クローズドマーケットとは閉じた市場ということ。
オープンマーケットとは開いた市場ということ。
つまり、私がご紹介している素晴らしい日用品の会社は、会員制のショッピングクラブなので、閉じた市場ということになります。
日本にも5つほど店舗がありますが、ご紹介者がいないと製品を売ってくれません。
それが、クローズドマーケット(閉じた市場)。ある意味、囲われたお客様ということになります。
その特徴・特性の違いはまた論じたいと思いますが、
もう一方のユニクロは、店舗に行けば誰でも売ってくれます。もちろん、インターネットショッピングでも誰でも登録すればそのまま購入できます。
これはオープンマーケット(開いた市場)。ある意味、囲われていないお客様ということが言えます。
クローズドかオープンかの違いを分けるものとして、一つだけ挙げるとすると広告宣伝費というものがあります。
クローズドにするとそこにお客様を引き寄せなければ行けない要素は必要ありません。
オープンの場合は、来るも去るも自由なためにお客様を引き寄せる必要が出てきます。
そこで出てくるのは、広告宣伝費というものが発生します。
そして当然、広告宣伝費というものはお客様が購入した製品・商品の売上の中からそれらの費用を捻出することになります。
そこは違いの部分です。
前述のスケールメリットを生かすという部分は共通している部分と言えると思います。
価格という意味では、私の携わっているショッピングクラブでは少し極端な例にはなりますが、1020円の社名の乗ったオイルが200円になるという値下げを行っています。
これはこれですごいことですが、ここまでの値下げはある意味、出血価格。
まずは知っていただきたいという値段ですね。
ただし、日本市場に投入している300以上の製品群も前述の適正価格を踏まえた上での値下げを行っています。
この辺りは、市場が膨らむことによって皆が値下げという形での還元、製品開発が進みより素晴らしい製品を使うことができるという還元を得ることができるようになっています。
この辺りがユニクロとも重ねて言える共通点かなと思います。
そしてそして、先ほど出てきた広告宣伝費とクローズドマーケット・オープンマーケットのお話とつなげて、もう一つの還元についての違いも最後にお話ししておこうかと思います。
私が愛用し、楽しんでいるショッピングクラブは、クローズドマーケットで閉じたお客様のグループであるということはお伝えしました。そして、もう一つ言えるのは、定期的な購入コースがあるということです。
これは、会社の製品提供を安定化させるということもありますし、もう一つの還元とも関係があります。
広告宣伝をクローズドマーケットなのにやらないとなると誰も製品やサービスを伝える人がいないということになります。
それでは製品やサービスは広がらない。スケールメリットを生かせないというわけです。それで、私の使っているこのウェルネスの会社は、この広げることを一つのお仕事として提供することにしたのです。
ある意味で、使った人が使ってよかったよと伝えるのは自然なこと。
その自然なことが仕事になるというのはとても良いことなのではないかなと思います。
あくまで還元という言葉を使ったのは、このウェルネスの会社は、製品の価格以上、利益以上のもの(つまり売上ですね)を報酬として支払うこともあるので、還元という言葉がしっくりきます。
詳しくは、創業者の理念や話を聞いていただきたいところですが、創業者の想いとしてはこの資本主義社会における一つの資本の分配システムを最高の形で提供したいという想いで作られているようです。
ある意味資本主義というのは、
厳しいところがあり、資本が資本を産む、資本が株保有者やビジネスオーナーなどに主に還元されやすいという主義の中に私たちは生きています。
その中でこのような素晴らしい商品・製品を提供し、そして、それをお伝えすることで資本や経済も提供するという素晴らしい形を作られているというわけです。
ユニクロのビジネスモデルから始まり、今携わっているウェルネスの会社の内容を少し重ねて話してきましたが、興味を持っていただければ幸いです。
個人的にさらにご質問やお問い合わせがある方は、LINE、Facebook、Twitter、E-mail、電話など各種の経路からご連絡くださればと思います。
ではまた!